自己敗北性パーソナリティ障害
自己敗北性パーソナリティ障害というのは、楽しい体験を避けたり途中でやめたりして、自分が苦しむような立場や人間関係に引き込まれて、他人が自分を助けらないようにする、という特徴があります。
例えば、私だったら「温泉に行ってゆっくりしたいな」と言いながら「でも、やっぱりお金がないから止めよう」でやめてしまいます。そして、引き受けなくてもいい仕事を休み中に引き受けてしまって「うわ〜、引き受けるんじゃなかった」と言いながら仕事が進まず、どんどん時間が経ってしまいます。
1. 最も良い選択が明らかにあるときでも、それを選ばず、失望、失敗、または冷遇を味わう相手や状況を選んでしまう。
2. 誰かがいいアドバイスをしてくれているのに「でも、だって」という感じでせっかくのアドバイスを無にする。
3. もし、自分が楽で楽しいことを選択してしまった時には、なんか罪悪感を感じてしまって、楽しさをぶち壊すような出来事に必ずといっていいほど遭遇してしまう。
4. 誰かと楽しくしているときに、必ず余計なひと言をいってしまって相手を怒らせたり、楽しい雰囲気をぶち壊してしまう。
5. そもそも私が楽しむってどうなのよ?と思ってしまって「楽しいっていう感覚がわからない」と言ってしまう。
6. たとえば、研究して論文を書きたい、といっているのにいつまでもそれに取り掛からず、他人の研究は献身的にお手伝いをして完成の手助けができるのだが、自分のは全く完成できない。
7. 自分によくしてくれる人をスルーしてしまう。
1〜7の間の特徴のうち5つが当てはまったら自己敗北性パーソナリティ障害の可能性があります。
この自己敗北性パーソナリティ障害にMAOAが関係しているなんてあまり気がつきませんよね。
MAOAの遺伝子のスイッチが入って、セロトニン、ドーパミン、ノルエピネフリンなどの神経伝達物質を分解する酵素が増えて「楽しみが感じられない!」とか「安定した状態を破壊💥」や「楽しい場面で失敗をしてぶち壊してしまう」などになる。
ここで興味深いのが、このMAOAのスイッチが入っている人に「MAOAの還元」を唱えたらハズレクジを引かなくなるよ!ってアドバイスをしてもダメ〜!
なぜならそれがMAOAのスイッチが入ってしまった自己敗北性パーソナリティ障害の特徴だからなんです。
「なんで私がそんな変な呪文を唱えなきゃいけないの!」ってなります。まあ、基本的にはMAOAで怒りが止まらなくなってしまっている。
自己敗北性パーソナリティ障害だから、悲哀に満ちていて怒りとは無縁な感じに思えるけど、内面はMAOAの効果で怒りに満ち満ちています。