恐怖と怒り、憎しみの共依存

ヘルペスウイルスは口とか皮膚とかに疱疹ができたりするウイルスで、私たちは臨床経験の中で「ヘルペスウイルスが共依存を引き起こす」って疑っていたんです。そしたら、ヘルペスウイルスを研究する科学者がその仕組みをちゃんと研究していた。

ヘルペスウイルス(HHV-6)が嗅球に潜伏感染してしまう。その嗅球に潜伏感染したウイルスが脳にタンパクを産生してうつ状態を生み出す、という研究。

うつ状態で恐怖と怒りと憎しみで「愛憎状態」になるから、「人のことが気になって仕方がない!」という共依存状態が起こるというお話。

これが「怒りの力で動く」という状態。常に誰かに注目して怒って、その怒りのエネルギーで様々なことをこなしていく。それが嗅球に潜伏感染しているヘルペスウイルスのなせる技。

そして、ストレスがかかればかかるほど、ウイルスが活性化するから、どんどんヘルペスウイルスが生み出すタンパクで脳のうつ状態がひどくなっていって、という循環になる(あくまでもナラティブで書いています)。

そこで「DRD4の還元」を唱えてみると、人に対する恐怖や怒り、憎しみで動くのではなくて「自分の興味で動く!」という感じに変わっていきます。

DRD4は冒険者の遺伝子、と呼ばれているもの。

この遺伝子が元に戻ることによって、幼子のように興味で動き、そして満たされて楽しくなっていきます。

興味で動き、心が満たされていくと「ストレスがどんどん減っていく!」になるからヘルペスウイルスは活性化しなくなって、という仕組みになっているわけです。

うつ的な状態になってしまうと「人からの認証を求めてしまう」となって「求めている認証が得られない」とどんどん鬱状態がひどくなってしまう。

でも「DRD4の還元」を唱えてみると、他人からの認証が必要なくなるから、ストレスがどんどん軽減して、ヘルペスウイルスの干渉を避けることができるんです(もちろんナラティブです)。

そんなことを思いながら遺伝子コードを唱えてみると面白い。